もう直ぐ、小狼君のお誕生日なんだ。
お誕生日の前の日にチョコレートのパウンドケーキを作るって、小狼君と約束したの。
桜は家に帰ってくると、お菓子のレシピの本を観始めた。
桜(でも、でも、パウンドケーキを作るのって難しそうだよ。今回も、知世ちゃんに教えてもらいながら、作ろうかなあ?でも、たまには自分で作った方が良いのかなあ?とにかく、頑張って作ろ!小狼君、喜んでくれたらいいなあ!)
桜はお菓子のレシピの本を観ながら、小狼の事を考えていた。
ケルベロス「何や、さくら、ニヤニヤして、何か、嬉しい事でもあったんかぁ?」
桜「うん!ケロちゃん、あのね、もう直ぐ、小狼君のお誕生日だからね、小狼君にチョコレートのパウンドケーキを作るって、約束したんだぁ!」
ケルベロス(はぁ~、聞かんかったら良かった!何や、また、小僧かいなぁ!)
桜「チョコレートのパウンドケーキを作るって、言ったらねぇ、小狼君、すっごく、喜んでくれたの!」
ケルベロス「おお、そうか!それは良かったな!今回も、ワイの分のパウンドケーキ、残しといてや~!」
桜「うん、解った!ケロちゃんの分のパウンドケーキ、残しとくね!」
ケルベロス「おう!解った!期待して待っとくさかいなぁ!」
桜「でも、まだ、材料は買ってないんだった!」
ケルベロス「何やとぉ?まだ、買うてないんかい!はよう、買いに行ってき!」
桜「うん、解った!じゃあ、今から、買いに行ってくるね!ケロちゃん、御留守番、宜しくね!」
ケルベロス「おう!任せとき~!」
桜「じゃあ、行ってくるね!」
ケルベロス「おう、行ってき~!気をつけてな~!さくら!」
桜は自分の部屋を後にした。
桜(さくら、パウンドケーキ、頑張って作るから、小狼君、待っててね!)
終わり