宇治金時味のケーキの謎(千春)

~千春回想~

山崎『ちゃんと、美味しく作ってね!しょっぱいのは嫌だからね!』

千春『うん、わかった!それより、山崎君!ヒント教えてよ?』

山崎『だめだよ、千春ちゃん!自分で考えてね!じゃあ、ケーキ楽しみにしてるからね!』

~千春回想終了~

千春「う~ん!」

(宇治金時味のケーキって何なのよ、それは?宇治金時って事は、練乳が入ってるの?意味分からないんだけど!)

  千春はケーキの事で、考え込んでいる。

桜「ねえ、知世ちゃん!」

知世「どうかなさいましたの、さくらちゃん?」

桜「千春ちゃん、どうしたのかなって思って・・・」

知世「確かに様子が変ですわね、千春ちゃん!これはもしかして、事件の予感がしますわ!」

桜「もう!大袈裟だよ、知世ちゃん!」

 知世は桜の話など聞かずに話を続ける。

知世「もしや、犯人は山崎君では?」

桜「多分、そうだと思うよ、知世ちゃん!」

知世「彼は悪さが過ぎますわ!」

桜「そうだね!」

千春「宇治金時味のケーキって、知ってる?」

 千春は桜と知世に聞いた。

桜「宇治金時味のケーキって何だろ?」

知世「宇治金時味のケーキですか?私はそれらしい物を観た事がありますわ!」

千春「そうなんだ!で、どんな物なのか、教えて!知世ちゃん!」

知世「それは生クリームのはさんである抹茶と小豆のケーキの事だと思いますわよ!千春ちゃん!」

千春「有り難う!知世ちゃん!」

 知世にお礼を言うと、千春は去って行った。

桜「そのケーキって、何か地味だね!知世ちゃん!」

知世「ええ!確かに地味ですわね!でも、山崎君らしいですわね!今回は「すあま」ではないのですね!」

桜「うん!そうだね!何か、違う物って珍しいよね!」

知世「ええ!そうですわね!さくらちゃん!」

 桜と知世は不思議そうに思っていた。

千春(部活はお休みだし、学校の帰りにデパートに寄ろうかな!)

Index Top Gallery